NEWS(地域連携)令和7年度「みらいの教員育成プログラム」、「教員基礎探究」第5回、第6回が行われました
2025年7月25日
沙巴体育官网_新沙巴体育【app平台登录】釧路校では、高等学校段階から教員の仕事を理解し、教員になるための素養を高めるとともに意欲の高揚を図る「みらいの教員育成プログラム(高校2年次:『教員基礎』、高校3年次『教員基礎探究』)」を北海道教育委員会と連携して実施しています。2025年度は、高校3年生14名が2024年度の「教員基礎」に引き続き「教員基礎探究」に参加しています。第5回学校実習準備、第6回学校実習②(阿寒湖義務教育学校)が行われました。今回は、その内容についてご紹介します。
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【第5回 学校実習準備:異学年交流の計画】
第5回の学校実習準備では、まずこれまでの第3回、第4回の学校実習を振り返りました。配属された学級での経験を交流し、特に子どもたちへの指示の出し方について、多くの気づきがありました。例えば、ハンドサインを使ったり、静かになるまで待ったりするなどの工夫が有効だと分かりました。また、子どもの良い点に目を向けさせる教師の働きかけや、一人ひとりの意見を大切にする授業作りについても話し合われました。教師の行動の背景にある教育観や指導観を深く考える良い機会となりました。
後半は、7月に行われる阿寒湖義務教育学校での実習に向けた準備に取り組みました。この実習では、高校生が実際に子どもたちを指導する場面があります。阿寒湖義務教育学校では1~4年生の異学年交流を計画しており、その内容を検討しました。参加者全員で協力して取り組むため、3つのグループに分かれ、具体的な活動内容や役割分担を決め、模擬授業も行いました。
【第6回 学校実習②:阿寒湖義務教育学校での実践と学び】
午前中の活動
1?2時間目: 1~4年生のクラスに入り、授業観察や学習支援を行いました。
3時間目: 高校生が中心となり、異学年交流の授業を実施しました。この授業では、以下の3つの目標を掲げました。
①協力して活動することの楽しさを知り、仲を深めることができる。
②リーダーシップや思いやりの心を育むことができる(3?4年生)。
③上級生と安心して交流することができる(1?2年生)
「グーチョキパー鬼ごっこ」、「仲間集め」、「新聞紙じゃんけん」、「だるまさんが転んだ」といった企画を実施し、子どもたちは笑顔で活発に活動していました。高校生と子どもたち、子どもたち同士の交流が深まる様子が見られました。
4時間目: 異学年交流の振り返りを行いました。教頭先生や担任の先生方も参加してくださり、高校生の取り組みについて具体的なアドバイスや指導をいただきました。
午後の活動
給食時間?昼休み: 給食指導や清掃指導に参加し、昼休みには子どもたちと校庭や室内で遊び、さらに交流を深めました。
5時間目: 5年生~9年生の授業を観察しました。数学や英語、音楽など、低学年?中学年とは異なる授業の様子から、新たな学びがありました。
閉会式: 5時間目終了後には閉会式が行われ、低学年の下校を見送った後、私たちも先生方に見送られて釧路校へ戻りました。
釧路校に戻ってからは、今回の実習の深い省察を行いました。各自が実習前に立てた目標を中心に意見を交わし、特に学習指導について活発な議論が交わされました。授業の目標に合った指導方法や、全体指導と個別指導の使い分けなど、授業を工夫するための具体的な方法について深く考えることができました。
次回は8月1日(金)に、発達と成長、遠隔授業などをテーマとした大学の授業の一部を学ぶ予定です。
【第5回 学校実習準備:異学年交流の計画】
①学校実習1の省察
②学校実習2に向けた模擬授業
【第6回 学校実習②:阿寒湖義務教育学校での実践と学び】
①授業観察?参加、異学年交流授業の実施:「グーチョキパー鬼ごっこ」、音楽の授業への参加
②異学年交流授業の実施:「グーチョキパー鬼ごっこ」、「仲間集め」、「新聞紙じゃんけん」
③異学年交流授業の実施、「新聞紙じゃんけん」、「だるまさんが転んだ」
④異学年交流のふりかえり、給食指導、昼休み、音楽の授業への参加
⑤大学での省察
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